声帯結節
声帯結節ってどんな病気?
声帯結節は、声をたくさん使うことで「声帯(こえを出すヒダ)」の真ん中に、小さな"こぶ"ができる病気です。
靴ずれやペンだこのように、同じ場所に声の刺激が何度も加わってできてしまいます。
どんな人がなりやすいの?
- 先生や保育士さん、歌をよく歌う人、電話の仕事をしている人
- 大きな声をよく出す子ども
- カラオケなどで無理に声を出す人
このように「声をよく使う人」に多い病気です。
子どもの場合は「学童結節(がくどうけっせつ)」と呼ばれることもあります。
どんな症状が出るの?
- 声がかすれる(ガラガラ声になる)
- 長く話すと声が出にくくなる
- のどが疲れる、違和感がある
- 高い声や大きな声が出しづらい
痛みや熱が出ることはあまりありません。
どうやって調べるの?
細いカメラ(内視鏡)でのどをのぞき、声帯の真ん中に小さなふくらみがあるかを見て診断します。
検査は短時間で終わり、特別な準備は必要ありません。
どうやって治すの?
多くの場合、声の使い方を見直すことで自然に良くなります。
- 大きな声を控える
- 声を休ませる(休声)
- 正しい声の出し方を練習する(リハビリ)
必要に応じて薬や吸入を使うこともあります。
大人で長く治らない場合は、手術でこぶを取ることもありますが、ほとんどの人は手術をしなくても治ります。
放っておくとどうなるの?
子どもの場合は成長とともに治ることもありますが、声の使い方がそのままだと長引くことがあります。
大人では自然に治りにくいので、早めの受診が大切です。
医師からのひとこと
声帯結節は、声の使い方を工夫すれば多くの場合よくなります。
「声がかすれる」「声が出しにくい」状態が続くときは、早めに耳鼻咽喉科で相談しましょう。
こどもの声帯結節(学童結節) Q&A
Q: こどもの声帯結節ってなに?
声帯結節(せいたいけっせつ)は、声をたくさん・強く使いすぎることで、声帯(声を出すヒダ)の真ん中に小さな"こぶ"ができる病気です。
特に元気に大きな声を出す小学生くらいの子に多くみられ、「学童結節(がくどうけっせつ)」とも呼ばれます。
Q: どんな症状が出るの?
いちばん多い症状は「声がかすれる(ガラガラ声になる)」ことです。
- 声がいつもガラガラしている
- 高い声や大きな声が出しにくい
- 長く話すと声が出にくくなる
- のどが疲れやすい
痛みや熱はほとんどありません。
Q: どうしてなるの?
こどもは元気に遊んだり、大きな声で話したりすることが多く、声帯に強い刺激が繰り返しかかることで、声帯の真ん中に"こぶ"ができてしまいます。
特に男の子や、活発な性格の子によく見られます。
Q: どうやって診断するの?
耳鼻咽喉科で細いカメラ(内視鏡)を使って、声帯を観察します。
声帯の中央に左右対称の小さなふくらみがあれば、声帯結節と診断します。
検査は短時間で終わります。
Q: 治療はなにをするの?
こどもの場合、多くは成長とともに自然に治っていきます。
そのため、治療の中心は 声の使い方の見直し(音声衛生指導) です。
- 大声を出しすぎないようにする
- カラオケや大声での応援を控える
- のどを乾燥させないように水分をとる
- 声を出さない「休声」をとる
必要に応じて、声の出し方を練習する「音声訓練」を行ったり、炎症を抑える薬や吸入を使うこともあります。
手術が必要になることはまれです。
Q: ほうっておいて大丈夫?
多くのこどもは成長とともに自然に良くなりますが、声の使い方を変えないと長引くこともあります。
また、かすれ声のまま長く過ごすと、正しい声の出し方を身につけるのが難しくなる場合があります。
早めの受診と、家庭や学校での声の使い方の工夫が大切です。
Q: 家庭や学校で気をつけることは?
- 無理に大きな声を出さないよう伝える
- 教室や家の中では声を張り上げなくても話が聞こえる環境にする
- 水分をしっかりとる
- かすれ声が続くときは放置せず受診する
家族や先生が協力して、声をやさしく使う習慣を身につけることが大切です。
