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いびき・睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは

夜、眠っている間に呼吸が止まる・弱くなる病気です。
「いびきがうるさい」「息が止まっている」「寝ても疲れが取れない」などの症状がある方は、SAS(サス)=睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

こんな症状はありませんか?

  • 寝ているときに 大きないびき
  • 家族に「息が止まってたよ」と言われる
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 朝起きてもスッキリしない・頭が痛い
  • 日中に 強い眠気 がある(仕事中や運転中も…)

これらが当てはまる方は、ぜひ一度ご相談ください。

どうしてなるの?

睡眠中に、のどの空気の通り道(=気道)がせまくなったり、ふさがったりすることで、呼吸が止まってしまいます。
原因として多いのは…

  • のどや舌がふとっている
  • 鼻づまりやアレルギー性鼻炎
  • 扁桃腺が大きい
  • あごが小さい・後ろにある
  • 太りぎみ(肥満)

耳や鼻、のどの病気が原因になっていることも多く、耳鼻咽喉科で詳しく調べることができます。

診断・検査について

当院ではまず、問診と簡単な診察を行い、必要に応じてご自宅でできる睡眠検査(簡易検査)をご案内しています。
さらに詳しい検査が必要な場合は、専門の検査(ポリソムノグラフィー)をご紹介します。

治療について

症状の重さや原因によって、さまざまな治療法があります。

CPAP(シーパップ)

寝ている間、鼻に小さなマスクをつけて空気を送り、気道がふさがらないようにします。重症の方にとても効果的です。

マウスピース(口の中の装置)

寝るときに装着して、あごの位置を少し前に出し、のどがふさがらないようにします。軽症〜中等症の方におすすめです。

生活習慣の見直し

体重を減らしたり、横向きで寝るようにしたり、鼻の通りを良くすることで改善することもあります。

手術(のどや鼻の手術)

扁桃腺が大きい場合などは、のどの手術で改善することがあります。
手術の適応は、しっかり検査をした上でご提案します。

当院でできること

  • いびきや眠気などの相談
  • 鼻やのどの状態の診察・治療
  • 自宅でできる簡易検査の実施
  • 他院と連携した精密検査・CPAPの導入支援

放っておくと危険です

睡眠時無呼吸症候群をそのままにしておくと、以下のような病気のリスクが高くなります。

  • 高血圧・心臓病・脳卒中
  • 糖尿病
  • 交通事故(運転中の居眠り)
  • うつ症状や集中力低下

早めの発見・治療がとても大切です!

ご相談ください

「いびきが気になる」「日中眠くて困っている」「家族に息が止まってると言われた」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
当院では、耳・鼻・のどの専門的な視点から、しっかり診断・サポートいたします。

よくある質問

Q1. いびきがある=睡眠時無呼吸症候群ですか?

いびきがあるからといって必ずSASとは限りません。ただし、いびきが不規則に止まる・息が止まる・日中に眠気がある場合は要注意です。一度検査をおすすめします。

Q2. 太っていない人や女性でもなりますか?

はい、なります。SASは「肥満の男性」の病気というイメージがありますが、顎が小さい人、扁桃腺が大きい人、鼻づまりがある人など、体格に関係なく起こります。女性や子どもでも発症することがあります。

Q3. 子どもでも睡眠時無呼吸になるの?

はい、特に扁桃腺やアデノイドが大きいお子さんに多くみられます。集中力が続かない・落ち着きがない・夜間の寝相が悪い・成長が遅いなどの症状も関連することがあります。お子さまのいびきや睡眠の異常が気になる場合はご相談ください。

Q4. 検査はどうやって行いますか?

まずは問診と簡易検査を行います。自宅でできる簡易型の睡眠検査機器をお渡しし、1~2晩装着して睡眠中の呼吸状態を記録します。必要に応じて、より詳しい検査(精密検査)をご案内することもあります。

Q5. 放置するとどうなりますか?

放置すると、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などの生活習慣病のリスクが高まります。重症の方は、運転中の事故リスクが高くなることもあるため、早めの診断と治療が大切です。

Q6. CPAP治療は大変ですか?

慣れるまでは違和感を覚える方もいますが、多くの方が数日〜数週間で慣れ、眠りの質や日中の眠気が大きく改善します。CPAP装置は健康保険の適用対象です。

Q7. マウスピースとCPAPはどう違うの?
  • マウスピース:軽症〜中等症の方向け。下あごを少し前に出して気道を確保します。歯科での作製が必要です。
  • CPAP:中等症〜重症の方向け。専用の機械で空気を送り、常に気道を開かせます。効果が高く、保険適用で続けやすいのが特徴です。
Q8. CPAPは一生使い続ける必要がありますか?

治療は基本的に継続が必要ですが、原因(体重・鼻づまり・扁桃肥大など)を改善すれば使用を中止できる可能性もあります。当院では治療中も定期的に評価を行い、状況に応じて見直しをします。

Q9. 自宅でできる改善方法はありますか?

生活習慣の見直しも重要です。たとえば:

  • 体重管理(肥満の方は減量)
  • アルコールを控える(特に寝る前)
  • 仰向け寝を避け、横向きに寝る
  • 鼻づまりを改善する(点鼻薬・治療など)

こうした工夫が症状軽減に役立つことがあります。

Q10. CPAP療法の費用は?(保険適用・自己負担3割の場合)

月額自己負担費用の目安:4,000円~5,000円程度

レンタル料(機器+マスク等)や指導管理料、再診料を含めた金額です。

また、SASの診断に必要な簡易検査は約3,000円です。

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